新しい出発

 会社設立10周年を迎えた2002年(平成14年)1月末に、会社設立以来の10年間主たる事業としていたインクロール生産全面的中止と云う不測の事態に遭遇し、会社存続が危ぶまれ、一時は会社閉鎖を考えましたが、1999年(平成11年)に開発した世界オンリーワン技術である連続気泡多孔体製造技術と、スタンプ製造技術に賭けて会社の再興を目指し、事業規模を大幅に縮小し、人員を最盛期の12分の1の総勢3名で再スタート致しました。 そして、その後の12年間、知識と智慧を絞り、また、多くの企業のご協力を得て、後述の経営信念を貫いて、経営目的の実現に邁進して参りましたが、この間は丁度日本の失われた20年(1991年〜)≠ニ云われる時期と重なったこともあり、いつ倒産してもおかしくない程の苦戦を強いられました。考えて見ますと、脱サラ起業した年から失われた20年(1991年〜)≠ノ突入していた訳でありますから、零細企業の株式会社プリンス技研が、今日まで存続した事自体、奇跡と言うべきかも知れません。
 ただ、ここ10年間は世界オンリーワン技術であると自負している連続気泡多孔性体製造技術(関連特許5件)を進化させつつ、運よく新しい用途にも恵まれ、また現在も恵まれつつあり、かなり近い将来に、強く大きな明かりを見出すに至りましたことをご報告させて頂きます。
 私も来年の3月には齢70歳を迎えます。株式会社プリンス技研の将来をより確かなものにする為に、後継者に技術を引き継いで行く所存でございます。



ビジョナリーカンパニーを目指して

 企業の目的は、世の中の役に立つ事であり、お金儲けではないと考えております。会社を存続させるためには利益を出さなければならない、会社を続けなければ世の中に役に立てないと言う意見もありますが、弊社は、世の中に役に立つ会社は続くものであり、役に立たない会社は自然消滅致し方無し、と言う考え方に立って事業を行います。 そして、同様の考え方の企業と協業し、末永く共生して行きたいと切に念願しております。そう言う考えを具体的に表わしたものが、弊社の経営目的と経営信念であります。 これらは、『人は自分一人で生きているのではなく、自然全体の働きに支えられて、生かされて生きていくものである』『人間として生まれて本当に良かったと思える人生を歩みたい』と言う、仏教思想に基づくものであります(仏教思想に関しましては、無相庵ホームページをご参照下さい)。 ビジョナリーカンパニーとは、基本理念を大切して、時代を超えて生きて行く会社の事を言います。


弊社の事業とサービス

@コンサルタントサービス

    このコンサルタントサービスは、不特定多数の企業或いは個人様からのご相談、ご質問、お問い合わせに無償でお応えするものです。但し、メールのみによるコンサルタントで、弊社が分る範囲での解答或いは、企業紹介をさせて頂きます。弊社の商品を売りこむ事は致しません。
    <対象商品>
    スタンプ・印鑑、スポンジ、プラスチック、ゴム、吸水材料
A弊社商品
    PPMフォーム、ネームキッス、ゴム印、実印・銀行印・認め印、デザイン名刺

株式会社 プリンス技研
代表取締役社長大谷國彦